2006年9月26日
数万人規模のユーザーに高画質の動画コンテンツを同時配信できる、多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」を開発
~EXILEライブのネット配信で、最大同時視聴者数25,302人、総視聴者数46,904人を実現~
TVバンク株式会社
ソフトバンクグループのTVバンク株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:孫正義、以下 TVバンク)は、このたび、ブロードバンド(高速大容量通信)網を通じて、数万人規模のユーザーに対して高画質の動画コンテンツを同時に配信できるシステム「BBブロードキャスト」を、同じグループのRoxbeam Media Network Corporation(所在地:中国・北京、代表者:Chairman and CEO Li Zhou)と共同で開発しました。さる9月22日に、ヤフー株式会社が提供する動画コンテンツポータル「Yahoo!動画」(http://streaming.yahoo.co.jp/)上で、同システムを用いて人気ダンスボーカルユニットEXILEのライブを毎秒768キロビットという高画質で配信したところ、一般的な動画配信方式であるユニキャスト配信の約5分の1の送信トラフィックで、最大同時視聴者数25,302人、総視聴者数46,904人を実現しました。なお、9月15日にオープンしたEXILEの特設ページは24日までに約130万のページビューがあり、EXILEからのメッセージなどを含めた動画コンテンツへの総アクセス数は約17万に上りました。
多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」は、マルチキャスト技術を進化させた、オーバーレイマルチキャスト(OLM: Overlay Multicast)と呼ばれる技術を用いています。IPマルチキャストとは、サーバーから送信されたデータをルーターが必要に応じて複数転送することで、ネットワークに大きな負荷を与えることなく特定の多人数に同時にデータを送る技術です。一方OLMは、アプリケーションをインストールした各ユーザーのパソコンがサービス事業者の監視下にある他のパソコンと接続し、サーバーから送信されたデータを次々と相互に転送し合うことで特定の多人数に同時にデータを送る技術で、IPマルチキャストと異なり、インターネット接続事業者(ISP)間のネットワークの隔たりを越えられるという特長があります。「BBブロードキャスト」は、このOLMの技術をベースに、複数のパソコンと接続して安定的に動画を映す技術や動画コンテンツを保護して配信する技術などを取り入れ、数万人規模のユーザーに高画質の動画コンテンツを同時に配信することを可能にしました。なお、「BBブロードキャスト」は、株式会社ラックの厳格なネットワークセキュリティ監査をクリアしています。
ブロードバンドインフラの急速な普及を背景として、「Yahoo!動画」をはじめとするさまざまな動画配信サービスが行われていますが、ユニキャスト配信では同時に視聴するユーザーの数に比例して送信トラフィックが増加し、配信コスト(トランジット費用等)がかさむため、多くのユーザーが一度に殺到する動画コンテンツは動画配信サービス事業者にとって両刃の剣といえるものでした。「BBブロードキャスト」は、数万人のユーザーが同時に一つの動画コンテンツを視聴しても送信トラフィック、配信コストを一定水準に抑えられるため、動画配信サービスをビジネスとして確立させるうえで今後大きな役割を果たすものと見込まれます。また、昨今問題視されているインターネット上のトラフィック総量の急増を緩和し、インターネットという社会基盤の維持・発展にも貢献できるものと考えています。
今後は、多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」を活用して、スポーツやコンサートなどの大規模なライブ配信を動画コンテンツポータル「Yahoo!動画」上で順次実施するほか、24時間の番組編成に基づく動画コンテンツの配信を検討してまいります。
以 上
【「BBブロードキャスト」のロゴ】

【「BBブロードキャスト」の特長】
■低コストで大規模配信を実現
一般に通信の仕組みを使った動画配信は、安価な初期設備で始められる代わりに、同時に視聴するユーザー数に比例して送信トラフィックが増加し、配信コストがかさむため、一度に多く人が視聴する動画コンテンツの配信に不向きです。一方、テレビ放送は、視聴者数とコストが比例関係にないものの、最初に電波の獲得と大掛かりな設備が必要なうえに、時間枠が限られているため、一定以上の視聴率が見込める番組以外は放送しにくいとされています。「BBブロードキャスト」は、同時視聴者数にかかわりなく、かつ放送に比べて大幅に低い一定の配信コストで高画質の動画コンテンツを配信できるので、この「通信」と「放送」の谷間にあたる、数万から十数万人のユーザーをターゲットとした動画コンテンツの配信に最適です。
■トラフィックの急増を緩和
昨今、トラフィックの急増にISPがコスト面で耐え切れなくなり、日本の通信インフラが間もなく崩壊するとの懸念が指摘されています。一般にISPのネットワークは、(1)他のISPや事業者間相互接続ポイント(IX)と結ぶ「トランジット」、(2)ISP内の接続拠点間を結ぶ「バックボーン」、(3)各地の接続拠点とユーザー宅を結ぶ「アクセス網」、の3つにわかれており、各ISPはトラフィックの量に応じてトランジット費用の支払いや設備の増強が必要となります。一般的なユニキャスト配信では、ユーザー数に応じたデータが(1)→(2)→(3)と流れていきますが、多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」を使った配信では、(3)傘下のユーザー間で動画コンテンツの視聴に必要なデータの大部分がまかなわれるため、(3)のトラフィックをユニキャスト配信時と同程度に留めたまま、(1)と(2)を流れるトラフィックを減少させることができます。「BBブロードキャスト」を広く普及させることで、ユーザーの動画視聴を制限することなく、ISPのトランジット費用と設備投資の負担を抑制し、インターネットという社会基盤の維持・発展に貢献できるものと考えています。
■堅牢なコンテンツ保護
多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」では、Windows Media Playerのデジタル著作権管理(DRM)を施した動画コンテンツを細分化、暗号化したうえでサーバーから送信します。アプリケーションをインストールされた各ユーザーのパソコンは、細分化された多数のデータをサーバーや接続した他のパソコンから収集し、再構築したうえで暗号を解き動画コンテンツを再生するとともに、細分化、暗号化されたままのデータを他の複数のパソコンに転送します。インターネット上を流れるデータは常に細分化、暗号化されていますので、悪意を持った第三者がデータを加工することはできません。また、ユーザーのパソコンで動画コンテンツを再生する際は、必要となる動画コンテンツのデータの収集から、再構築、暗号解除、Windows Media Playerへの引き渡しまでのすべての処理をメモリー上で行うので、ハードディスクにデータを保存されることもありません。
【「BBブロードキャスト」を用いた今後の配信予定】 (いずれも「Yahoo!動画」上で実施)
【「BBブロードキャスト」の利用に必要なパソコンの最小スペック】
多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」は、マルチキャスト技術を進化させた、オーバーレイマルチキャスト(OLM: Overlay Multicast)と呼ばれる技術を用いています。IPマルチキャストとは、サーバーから送信されたデータをルーターが必要に応じて複数転送することで、ネットワークに大きな負荷を与えることなく特定の多人数に同時にデータを送る技術です。一方OLMは、アプリケーションをインストールした各ユーザーのパソコンがサービス事業者の監視下にある他のパソコンと接続し、サーバーから送信されたデータを次々と相互に転送し合うことで特定の多人数に同時にデータを送る技術で、IPマルチキャストと異なり、インターネット接続事業者(ISP)間のネットワークの隔たりを越えられるという特長があります。「BBブロードキャスト」は、このOLMの技術をベースに、複数のパソコンと接続して安定的に動画を映す技術や動画コンテンツを保護して配信する技術などを取り入れ、数万人規模のユーザーに高画質の動画コンテンツを同時に配信することを可能にしました。なお、「BBブロードキャスト」は、株式会社ラックの厳格なネットワークセキュリティ監査をクリアしています。
ブロードバンドインフラの急速な普及を背景として、「Yahoo!動画」をはじめとするさまざまな動画配信サービスが行われていますが、ユニキャスト配信では同時に視聴するユーザーの数に比例して送信トラフィックが増加し、配信コスト(トランジット費用等)がかさむため、多くのユーザーが一度に殺到する動画コンテンツは動画配信サービス事業者にとって両刃の剣といえるものでした。「BBブロードキャスト」は、数万人のユーザーが同時に一つの動画コンテンツを視聴しても送信トラフィック、配信コストを一定水準に抑えられるため、動画配信サービスをビジネスとして確立させるうえで今後大きな役割を果たすものと見込まれます。また、昨今問題視されているインターネット上のトラフィック総量の急増を緩和し、インターネットという社会基盤の維持・発展にも貢献できるものと考えています。
今後は、多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」を活用して、スポーツやコンサートなどの大規模なライブ配信を動画コンテンツポータル「Yahoo!動画」上で順次実施するほか、24時間の番組編成に基づく動画コンテンツの配信を検討してまいります。
以 上
【「BBブロードキャスト」のロゴ】
【「BBブロードキャスト」の特長】
■低コストで大規模配信を実現
一般に通信の仕組みを使った動画配信は、安価な初期設備で始められる代わりに、同時に視聴するユーザー数に比例して送信トラフィックが増加し、配信コストがかさむため、一度に多く人が視聴する動画コンテンツの配信に不向きです。一方、テレビ放送は、視聴者数とコストが比例関係にないものの、最初に電波の獲得と大掛かりな設備が必要なうえに、時間枠が限られているため、一定以上の視聴率が見込める番組以外は放送しにくいとされています。「BBブロードキャスト」は、同時視聴者数にかかわりなく、かつ放送に比べて大幅に低い一定の配信コストで高画質の動画コンテンツを配信できるので、この「通信」と「放送」の谷間にあたる、数万から十数万人のユーザーをターゲットとした動画コンテンツの配信に最適です。
同時視聴者数とコストの相関関係イメージ


■トラフィックの急増を緩和
昨今、トラフィックの急増にISPがコスト面で耐え切れなくなり、日本の通信インフラが間もなく崩壊するとの懸念が指摘されています。一般にISPのネットワークは、(1)他のISPや事業者間相互接続ポイント(IX)と結ぶ「トランジット」、(2)ISP内の接続拠点間を結ぶ「バックボーン」、(3)各地の接続拠点とユーザー宅を結ぶ「アクセス網」、の3つにわかれており、各ISPはトラフィックの量に応じてトランジット費用の支払いや設備の増強が必要となります。一般的なユニキャスト配信では、ユーザー数に応じたデータが(1)→(2)→(3)と流れていきますが、多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」を使った配信では、(3)傘下のユーザー間で動画コンテンツの視聴に必要なデータの大部分がまかなわれるため、(3)のトラフィックをユニキャスト配信時と同程度に留めたまま、(1)と(2)を流れるトラフィックを減少させることができます。「BBブロードキャスト」を広く普及させることで、ユーザーの動画視聴を制限することなく、ISPのトランジット費用と設備投資の負担を抑制し、インターネットという社会基盤の維持・発展に貢献できるものと考えています。
■堅牢なコンテンツ保護
多人数同時動画配信システム「BBブロードキャスト」では、Windows Media Playerのデジタル著作権管理(DRM)を施した動画コンテンツを細分化、暗号化したうえでサーバーから送信します。アプリケーションをインストールされた各ユーザーのパソコンは、細分化された多数のデータをサーバーや接続した他のパソコンから収集し、再構築したうえで暗号を解き動画コンテンツを再生するとともに、細分化、暗号化されたままのデータを他の複数のパソコンに転送します。インターネット上を流れるデータは常に細分化、暗号化されていますので、悪意を持った第三者がデータを加工することはできません。また、ユーザーのパソコンで動画コンテンツを再生する際は、必要となる動画コンテンツのデータの収集から、再構築、暗号解除、Windows Media Playerへの引き渡しまでのすべての処理をメモリー上で行うので、ハードディスクにデータを保存されることもありません。
【「BBブロードキャスト」を用いた今後の配信予定】 (いずれも「Yahoo!動画」上で実施)
日程 | 内容 |
9月27日(水) | 北海道日本ハムファイターズ VS 福岡ソフトバンクホークス |
10月7日(土)~ | パ・リーグ プレーオフ 第一ステージ(ファイターズ、ホークス主催試合) |
10月11日(水)~ | パ・リーグ プレーオフ 第二ステージ(ファイターズ、ホークス主催試合) |
10月15日(日) | Super GT 第8戦 オートポリス |
10月予定 | Major League Baseball プレーオフ(数試合) |
【「BBブロードキャスト」の利用に必要なパソコンの最小スペック】
OS | Microsoft Windows XP 日本語版 / Windows 2000 日本語版 |
CPU | Pentium III 600MHz 以上 |
メモリー | 512MB 以上 |
グラフィックカード/サウンドカード | DirectX対応カード |
ブラウザ | Microsoft Internet Explorer 6.0 日本語版 以上(JavaScriptが有効になっている必要あり) |
ソフトウェア | Microsoft Windows Media Player 9シリーズ 日本語版 以上、Adobe Flash Player 6 日本語版以上 |
通信速度 | 下り平均1.5Mbps 以上 |
